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2005年10月 4日 (火)

大阪センチュリー交響楽団~アジア・オーケストラ・ウィーク(1)

 大阪・福島のシンフォニーホールで開かれている「アジア・オーケストラ・ウィーク」、まずは日曜日に大阪センチュリー交響楽団。小泉和裕指揮、横笛/赤尾三千子 曲目:團 伊玖磨/管弦楽幻想曲「飛天繚乱」(1991),石井眞木/横笛独奏とオーケストラのための交響詩「祇王」(1984),チャイコフスキー/交響曲 第4番。

 團伊玖磨作品は、祭囃子やうねるような(おそらくは)自然描写など、いわば日本の現代音楽らしい作品。

 石井眞木作品は、3種類の横笛それぞれの特性に基づいて、平家物語の祇王の感情等を表現したもの、といえるだろう。はじめに横笛の特性を把握、解釈する所から曲作りが始まっているようで、大変興味深かった。
 もちろん、龍笛、能管、篠笛という、横笛自体のもつ魅力は大きい。鋭い音、尺八のようなこもった音、またブレスと共に下がって消えていくような音や、空間を鋭く切り裂く音、そういった豊かな色彩を満喫することができた。
 赤尾のヴォイスもまた、最初は驚きをもって聴いたが、その柔らかく穏やかな声が、祇王の霊をなだめるものなのか、なだめられた霊であるのか、そういうもののように聞こえてきた。

 チャイコフスキーの4番は、2曲の現代曲に比べると退屈だった。このことを自分の中でどう解釈したらよいのか、なかなか難しいのだが、オーケストラの技量の問題か、作品に対する(オケの、またはぼくの)緊張感の問題か、作品自体の魅力の問題か。
 このシリーズの他のオーケストラも、マーラーなどをやるようだから、現代曲といわゆるクラシックで、同じようなギャップが生じるのかどうか、ちょっと楽しみではある。

 明日のタスマニアはお休みして、インドネシア、中国、韓国は行く予定。職場には迷惑をかけるが、ごめんなさい。

アジア・オーケストラ・ウィーク http://www001.upp.so-net.ne.jp/aow_osaka/

大阪センチュリー交響楽団 http://mic.e-osaka.ne.jp/century/

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