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2009年10月22日 (木)

ダンスパフォーマンス「GATE」 (兵庫県立美術館)

 21日に、リハーサルを観てきました。

Gate01 日時 2009年10月24日 (土) 15:30開演 (約30分。雨天決行)
会場 兵庫県立美術館 屋外大階段(南側)
総合演出・監修 関 典子
振付・出演 神戸大学発達科学部人間表現学科舞踊ゼミ他有志、石田 麻菜、泉 章子、 伊藤 美友、宇佐 美里佳、梅村 紗代、小田 愛希子、河野 幸子、古原 星来、 齋明寺 蘭、佐々木 康子、高畑 侑季、深田 和宏、藤野 志織、森玉 茜
無料

 ナントカの一つ覚えのように繰り返しているのですが、ぼくは「しかも踊りは――ぜひ付け加えておかなければならないが――見て楽しいものなのである」という新田博衛さんの言葉が大好きなんですね。
 案外、純粋に「見て楽しい」「楽しかったなぁ」と思えるものって、少ないのは、ぼくが批評しなければいけないという目で観ているからというだけではないと思うのです。

 この、十数名の神戸大学の学生たちによる屋外公演は、意外なほどに、若い身体というものが空間を日常と共有したり、光というものが太陽や海の波と共に変化するものだったり、そこに時間というものが存在することや、大げさに臆面なく言えば、生きていることの有り難さを痛感させてくれる、喜びに満ちたものとなりそうです。

 個々の学生の身体能力が傑出しているというわけではないのですが、踊るという自らの身体を、ある時間と空間の中に置いていることの喜び、つまりはそれが踊る側にとっての最大の喜びであるわけでしょうが、そういうものを言葉以前に体感していることが伝わってくるようなのです。
 それがつまり、見る喜びとなります。
 そのことが、そうではないものと、なぜ、どういうふうに違うのかというのは、大変説明しにくいのですが、この兵庫県立美術館という近くの海と少し遠くの山に挟まれた特異な空間に恵まれ、学生たちがその空間を、そして今日はリハーサルでしたからそう多くはない観客ではありましたが、人々を(人々の中には、多くの通りすがりの人もいるわけです)感受しようという姿勢が感じられたことが大きかったように思います。

 建物をうまく使っています。つまり、自分の身体より外にあるものに対して、入り込んだり、うまく手なずけようとしたり、戯れようとしたりしています。そのナントカしようとする姿勢が、これまた微笑ましく伝わってくる。本当に、微笑ましく、気持ちよい作品です。

 神戸ビエンナーレ2009の船着場のすぐそばです。それもまた、いい感じ。

Gate02 詳細は、↓。
https://www.h.kobe-u.ac.jp/3298

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