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2015年5月 9日 (土)

iSバレエ「四季」

3月28日

兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール(西宮市)

 西宮市を本拠に長年活動を続けている泉ポール、下森瑞の泉・下森バレエ団による公演。

 第一部はすべてソロ。前半は生徒によるおさらい会の体で、フロリナ王女、スワニルダ、金平糖をそれぞれ何人も踊るのが続き、後半に創作作品をはじめとした指導者格、ゲスト格のダンサーが出てくるというもの。前半では行元陽奈子の金平糖のヴァリエーション、川上明日那のスワニルダのヴァリエーションがチャーミングだった(共に小学生らしい)。

 後半では、小林望のキトリのヴァリエーションが軽やかで目を引き、小林遥(ヨーコ・ダンス・ヴィレッジ)の創作「Circle」がスピードと切れがあり、振りの背景となる思いや筋の立て方がきっちりとして、気持ちのいい作品に仕上がっていた。

 嵯峨根結実(今岡頌子・加藤きよ子ダンススペース)の「恍惚の空」は、河邊こずえの振付。濃厚で深刻な重さを持っており、柔らかく滑らかな動きと、きつい決めのコントラストが鮮やかな、輪郭のはっきりした作品だった。

 バレエミストレスでもある大久保彩香の「Que he o Que Vejo」は、泉ポールの振付で、無音から宗教曲らしいオルガン曲が入る印象的な構成で、大久保の洗練された動きの組合せを堪能することができた。

 第二部は泉、下森の構成・演出・振付による「四季」全曲(作曲:アントニオ・ヴィヴァルディ)で、十数年前の作品の再演だそうだ。

 バレエの発表会でよく見られる、おチビちゃんの愛らしいシーンもたっぷりと用意され、技術と抒情のバランスのよく取れた、見やすく好ましい作品だった。

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