2017年4月 2日 (日)

センバ・サウンズ#2 大塚勇樹/Molecule Plane

センバ・サウンズ#2は、様々な音楽雑誌で絶賛されたデビュー・アルバム『Acousticophilia』をリリースした電子音楽家・大塚勇樹、待望のソロライブ。前半は新作を含んだアクースモニウム・ライブ、後半はダンスに渋谷陽菜を迎えて、身体表現とモジュラー・シンセによるセッション。ポストパフォーマンストークではサウンドアーティストの有馬純寿を迎え、多面的に彼の個性を掘り下げます。

出演:大塚勇樹/Molecule Plane(音楽・演奏)
ゲスト:渋谷陽菜(ダンス)、有馬純寿(ポストパフォーマンストーク、帝塚山学院大学准教授)

予約・前売 ¥ 2,500  当日 ¥2,800
アーティスト(卵含)割 自己申告で ¥300引!

ご予約・お問合せ kuart@ahk.jp 当日のみ 090-9862-6510

主催:KArC(上念省三)/ディクレション:檜垣智也/協力:歌一洋建築研究所、MUSICIRCUS

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2016年12月31日 (土)

ステージ空のKArCで現代音楽の新シリーズ

「センバ・サウンズ』と題して、檜垣智也さんのディレクションの下、現代音楽のコンサートを展開していきます。#1は、炭鎌 悠、永松ゆかのお二人をフィーチュア。

アクースモニウムの奥深いサウンドをお楽しみください。
関西で話題の先端的な音楽を紹介する「センバ・サウンズ」が、南船場のアートスペース「ステージ空」ではじまります。毎回2名の新鋭サウンドクリエーターによるアクースモニウム・ライブとポストトークで個性を掘り下げます。
日時 2017.2.26 (SUN) 14:30 START (14:15 OPEN)
会場 ステーシ゛空 Stage KU
料金 予約・前売 \ 2,000  当日 \2,300 アーティスト(卵含)割 自己申告で \300引き!
出演 炭鎌 悠、永松ゆか、泰子興業(ゲスト)、ほか
トークゲスト 未定
ご予約・お問合せ kuart@ahk.jp   当日のみ 090-9862-6510
炭鎌 悠 SUMIKAMA, Haruka
2009年、Contemporary Computer Music Concerts 2009(主催:ACSM116、東京日仏学院) MOTUS賞受賞。2010年、第2回国際サウンドアートコンテスト(主催:スペイン国営放送局)最優秀賞受賞。2012年、大阪芸術大学大学院博士課程(前期)修了。2016年、インプロビゼーションユニット「salbattle」に加入。主に具体音を用いた音響作品の制作およびライブパフォーマンスを行う。
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永松ゆか NAGAMATSU, Yuka
大阪府生まれ。楽音、騒音、電子音を含めた全ての音を素材とし、ミュージック・コンクレートを始めとした楽曲制作を行う。2013年Contemporary Computer Music Concerts 2013にてACSM116賞にノミネートされ、FUTURA賞を受賞。2013年プレスク・リヤン賞入選。国内のみならず、フランスやイタリアでも作品が上演されている。2017年6月にはファーストアルバムのリリースを予定している。大阪市在住。
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主催:KArC(上念省三)  協力:歌一洋建築研究所、MUSICIRCUS

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2011年2月21日 (月)

六和蔵「呵呵呵」

六和蔵(ろわぞう)のコンサート「呵呵呵」.京都芸術センター講堂。2月21日19時から。

  まずはラヴェルか…と美しい流れるような曲を想像していたら、「五手のピアノのために」と副題された曲で、しかもたった15小節、約2分。2人の連弾に、譜めくりをしていた人がふらりと歩いて高音の鍵盤をひらりと弾いて行く。メロディアスでもなく、このコンサートの性格を印象付けるためにはとても的確だったように思われる「口絵」。1918年の作品。

  フランコ・ドナトーニというイタリア人の「巣」は、ピッコロの独奏のための作品で、主題の音の形がはっきりした、聴きやすい変奏曲みたいな感じ。でも、ピッコロの強い高音というのは、鼓膜をジンジンさせるほど刺激的で、その生理的な反応なすごく面白かった。1979年。

  同じくイタリアのリゲティの「練習曲集 第1巻」から、まず「妨げられた打鍵」は、あらかじめ特定の鍵盤を片手で押さえておくことで、押下しても音が出ないようにし、それによって複雑なリズムを簡単に演奏できるようにし、結果としてシンコペーションが非常に効果的な、ドライブ感のある作品。
  もう一つの「ファンファーレ」は、3・2・3の強拍のリズムを繰り返して、複雑ながらも一種の陶酔感をもたらすような作品。Rosasのタンスを観てるような快感。 共に1985年の作品。

  近藤譲の「standing」は、解説によると「ただ一つの音楽的な線を、ずらしながら演奏」しているそうで、一音ごとのカノンのようなスリリングな作品。音、タイミングの美しさ、微妙な音形の変化が面白くて、いつの間にか手に汗握ってる。1973年の作品。

  びっくりしたのが湯浅譲二の「天気予報所見」で、ホルンとヴォイスパフォーマンスのための作品。英語でアメリカ西海岸の天気予報が語られ、それにホルンの演奏があるのだが、両者が立ったり座ったり、またヴォイスのパフォーマーは泣きながら語ったり、笑いながら語ったりする。言葉と音から、意味や情緒を、剥ぎ取り、無意味に与えることの面白さ。1983年の作品。パフォーマンス作品として、すごく面白い。音楽のユーモアとしても、秀逸。ダンスの時間でお願いできないかな、と思った。

  最後はこのカンパニーを主宰する若林千春の新作「飛び出し小僧」。例の交通標識をタイトルにして、譜面台にその写真を貼ったりして、親しみを持たせ、スピードやユーモアや薄っぺらさを思わせることが出来るように、うまい取っ掛かりにしている。

  京都芸術センター講堂は、外の雑音も入ってくるし、コンサート会場としては理想的ではないが、逆に、そのユルさを使って、肩肘張らない空気を作っていたように思う。若林の解説も適切だったし、時に若林がピアノの譜めくりをしながら、楽しそうに体を揺らしていたりしたのは、いい空気だった。

  京都、滋賀出身者がほとんどで、大学在学中のメンバーもいることで、なんとはなしに親しみを持つことができる。演奏技術については、よくわからないが、おそらく相当高いレベルにあるのだろう。
  その上で、この100年の小品を次々聞かせてくれるのだが、演奏者の表情が楽しげだったのが、非常によかった。

  酔いしれるようなメロディや、一定のリズムで運ばれるものはなく、 ほとんどの作品が、演奏者同士の間合いを測るコンタクトで成立しているようだった。それによって一つの作品という世界が成立させられることの喜びを聴衆としてのぼくも体験できたことが、幸せなコンサートだった。

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